黒猫さんちのFX研究ブログ 管理人の黒猫さんです。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
ループイフダン超長期運用の設定に関する考察 その8です。
※ちなみに、アイネット証券のループイフダンのシステムは2016年9月に大きく変わりました。本ブログでは、変更後のシステムを使用する事を前提としています。
ループイフダンは、アイネット証券が提供するシステムトレード(自動売買)プログラムです。
前回までのあらすじは、ループイフダン超長期運用の設定に関する考察 その1 ~ その7をご覧ください。
その6から、ループイフダン長期運用における最適な値幅設定について考え始めました。
今回は
ループイフダン長期運用における最適な値幅設定 その3
です。
ループイフダン豪ドル円で選べるパターンは3種類あります。
B20(S20) 20pips幅で買い(売り)20pips 上昇(下落)決済
B40(S40) 40pips幅で買い(売り)40pips 上昇(下落)決済
B80(S80) 80pips幅で買い(売り)80pips 上昇(下落)決済
アイネット証券が公開しているランキングを見ると、値幅が小さいパターンの方が成績が良いように思えますが、各パターンの含み損増加リスクを考えると、実は値幅の大きいパターンの方が、成績がよいのでは?という話まで前回のあらすぎでした。
今回は、なぜ値幅が大きいパターンの方が成績が良かったのかを考えてみます。
スプレッドはバカにできない!
パッと見で思いつくのはスプレッドです。スプレッドとは、通貨を売るときの価格と買うときの価格の差の事でした。ループイフダンは細かく売り買いを繰り返してコツコツと利益を積み上げる方式なので、スプレッドも積み重なります。ちなみにアイネット証券の豪ドル・円のスプレッドは、4銭(4pips)(2017年5月)と、トラップ系のシストレではとても安いのですが、やはり影響は出てきます。ではもう一度、各パターンの成績表を見てみましょう。
直近の半年間での成績(含み損リスクを考慮した場合)
ループイフダンB20 / S20 獲得pips 約7300 利確回数 約365回(1000通貨)
ループイフダンB40 / S40 獲得pips 約8000 利確回数 約100回(2000通貨)
ループイフダンB80 / S80 獲得pips 約9400 利確回数 約30回 (4000通貨)
スプレッドは、あくまでも通貨を売るときと買うときの価格の差なので、単純に売り買いの回数にスプレッドを掛けるというのはちょっと乱暴な考え方なのですが、ここでは簡単に考える為にあえて単純に考えてみます。上を見ると、B20 / S20の半年間の利確回数は約365回、一方 B80 / S80の半年間の利確回数は約30回、売買の回数は12倍くらい違いますね!ただ、運用している通貨数は、B20 / S20が1000通貨なのに対し、B80 / S80 は、4000通貨です。この条件でざっくりと計算してみると
B20 / S20のスプレッドによる利益の目減り量
365×4(スプレッド) = 1460pips
B80 / S80 のスプレッドによる利益の目減り量
30×4(スプレッド)×4(運用している通貨数の補正) = 480pips
なんと、B20 / S20とB80 / S80 を比べると、半年間で1000pipsくらいの差が出来てしまいます!これは大きいですね!
ただ、スプレッドによる利益の目減り量を足しても、まだ、B20 / S20 に比べて、B80 / S80の方が成績が良いようです。この事に関しては、この半年は確かにB80 / S80の方が成績が良かったけれど、いつもそうなるわけではないと黒猫は考えています。
次回は、値幅の違うパターンの、利益確定のしかたの違いや、それぞれのパターンの特徴をもう少し検証していきたいと思います。
では、次回をお楽しみに!
~次の記事へ~
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※このブログに書かれている内容は、管理人の個人的見解です。
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございませんし、管理人の投資戦略が正しいかどうかはわかりません。
投資は、自己責任でお願いします。
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