こんにちは!非常食を中心に防災情報を発信する「非常食を備えるブログ」 管理人の山猫です。(@yamaneko_solar)
この記事では、2種類の非常食「ごはん」を紹介して、
それぞれの、メリット・デメリットを解説するね!
このブログでたびたび登場するのが、アルファ米を使った非常食。
お米を炊かなくても、お湯や水を注いで待つだけでおいしいごはんが食べられるアルファ米は、防災用非常食だけでなく登山やレジャーにも使える本当に便利なものです。
しかし、最近、このアルファ米の牙城を崩そうとする新勢力が・・・
それが、フリーズドライ米です。 フリーズドライ自体は、かなり昔から存在していますよね。
フリーズドライの味噌汁とか雑炊はお湯さえあれば簡単に食べられれておいしいものです。
ただ、山猫は、フリーズドライってスープ系が強いよね!という感覚でした。
しかし、いつの間にか、お米もフリーズドライタイプが発売されるようになっていました。
フリーズドライって、ぎゅーと潰しちゃうイメージがあるから、お米がちゃんと形を保っているのかな?って心配になっちゃう。
実態はどうなんだろう?
そもそもアルファ米とフリーズドライ米ってなにが違うの?
アルファ米とフリーズドライ米。どちらもお湯やお水を入れて混ぜて、待つだけで食べられる非常食です。
両方とも乾燥していて、水分がなくなっている(素人にはなくなっているように見える)点も同じです。。
歴史で言えば、アルファ米のほうが古い。
なんと戦前から開発が進められて、海軍から発注が来たという話ですから、70年以上前に実用化され、改善されて今に至ります。
フリーズドライは、お米よりも野菜を乾燥させる技術として発展してきました。最初は、カップめんに入れる具材を乾燥させる技術として生まれたようです。
新しいといっても1970年には製品化されていますので、50年の歴史があることになります。
でも、注意したいのは、アルファ米とフリーズドライ米は、いくつか特徴が異なる点があるのです。
どちらも、優れた非常食ではありますが、どちらを選ぶべきかはその特徴をよく知ったうえで判断していただきたいと思います。
アルファ米とフリーズドライ米の違い
一見、同じように見えるアルファ米とフィリーズドライ米。
今では、梱包容器も良く似ていてパッケージをよく見ないとどちらか、わからないぐらいです。
でも、この二つの商品は、調理方法などをも違いがありますので、間違えてしまうと美味しく食べることができません。
アルファ米と、フリーズドライ米の違いを知っておく事が必要です。
アルファ米とフィリーズドライ米。順を追って違いを説明していきます。
アルファ米とフリーズドライ米の製法の違い
アルファ米も、フリーズドライ米も、コメを乾燥させた食品という点では同じなのですが、製法はだいぶ違います。
フリーズドライ米は、炊いたご飯をマイナス30℃から40℃で急速冷凍した後に、真空に近い釜に入れて、凍った水分を飛ばして乾燥させます。
なぜそうなるかはわからないのですが、水分が飛んだあとに隙間が開いて、細かいスポンジのようになるのが特徴です。
凍らした事で、形が固定されるからなのかな?
このスポンジのように細かい穴が開くことが、フリーズドライのポイント。
お湯やお水に浸すと、このスポンジの穴に速やかにしみ込んですぐに食べられる状態になるのです。
ただ、このスポンジ化は諸刃の剣で、お米の「ごはん」が持つ、歯ごたえや、もっちり感が、どうしてもなくなってしまうのです。
おかゆや雑炊であれば誤魔化せる部分のあるのですが、ご飯として食べるにはちょっと苦しい所です。
一方、アルファ米は、蒸した米を熱風で急速乾燥させます。凍らせたわけではないので、お米はしわしわに縮んで乾燥します。
天日での乾燥を、強制的にやる感じなのでしょうか?アルファ米は、スポンジ化しないので、お湯や水で戻すと、ご飯炊きたての状態に近くなります。
つまり、アルファ米のほうが、フリーズドライ米よりも食感もよく、いつものご飯に近いと感じる人が多いのです。
じゃあ、アルファ米の方がいいって事かな?
ここまでの説明を聞くと、
「なんだ?アルファ米のほうがフリーズドライ米よりも優れているじゃないか!あえてフリーズドライ米を選ぶ必要はないね!」
となるわけですが、実は、フリーズドライ米にも大きな特徴があるのです。
それが・・・
(1) お湯や水で戻す時間が全然違う!
アルファ米:お湯で15分程度 水で60程度
フリーズドライ米:お湯で3分程度 水で5分程度
フリーズドライ米は、スポンジ状になっているので、お湯や水を速やかに吸収して、あっという間に食べられる状態になるわけです。
一方アルファ米は、水の浸透に時間がかかるため、お湯を使ったとしても15分程度の時間がかかってしまう事になります。
15分って結構長い。水の場合はなんと一時間! 特に冬は、せっかく熱いお湯を注いでも、待っているうちにぬるくなってしまうという問題点もあります。
(これについては、100円ショップにも売っている安いお弁当用保温袋も併せて準備することで解決できますが。)
一方、フリーズドライ米は、お湯で3分!カップラーメンを作る位の時間で、できてしまうのが最大のメリットなのです!
(2) フリーズドライ米はそのまま食べられる
アルファ米は、そのままでは固くて食べられません。。(もちろん食べても良いのですが、あまりおいしくもありませんね。)
一方、フリーズドライ米は、そのままポリポリと食べる事ができます。
スポンジ状の空洞があるため、サクサク柔らかい食感になるのですね!
最悪、お湯や水が手に入らなくても、そのまま食べちゃえ!って選択肢があるんだね。
アルファ米とフリーズドライ米 どちらを選ぶべきなのか?
正直に言って、アルファ米と、フリーズドライ米はどちらも魅力があって捨てがたいです。。
食感は、一般的にはアルファ米のほうが優れているといわれていますが、それはあくまで一般論。
人それぞれの感性がありますから、両方とも食べて比べてみるのが一番かと思います。
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